【特 性】
1.主枝節成性60〜70%、ほとんど1果成で時折2果となるが、側枝・孫枝は連続着果性が高くなり多くが1果成となる。
2.やや尖り葉の小葉で黒葉の早生種。主枝は茎太でゆっくりと生育しすっきりとした草姿を示す。
側枝の発生は良く、短い枝が確実に発生し、孫枝はゆっくり生長し伸び過ぎない。
3.果実は長さ21〜22cm、高・低温期でも果実の色艶が落ちず、くず果の発生が少なく評価の高い胡瓜が収穫できる。
4.果実肥大が早く、低温・寡日照期でも順次なり続ける、長期多収性の品種である。
5.耐病性については、褐斑病・べと病などに強い。
【適応作型】
ハウス栽培:抑制越冬〜半促成栽培に適する。

【栽培上の注意点】
1.充分な有機物を投入して、畦を作り定植前十分な灌水をし保水性を保ちながら、植え穴にも灌水した上で定植し、スムーズな活着を行う。(地温20℃以上、夜温16〜18℃)
2.本葉7〜8枚でつり上げ勢いがつき始めてからは、灌水を控えめにしながら節間が10cm位で成長していく様に夜温も0.5度ずつ下げ、開花始めには12〜13℃まで下げ木の充実と根張りを良くする。また、摘芯するまでは午前中は通路を灌水しハウス内の湿度を確保する。果実が太り始め位から夜温を1℃程度上げ、果実の太りを助ける。
3.下枝5節(25cm位の高さ)までの側枝は早く除去し、以降の側枝の発生を促す。
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